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2011年01月18日

食品添加物ってどうなん?

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(画像はこちらからお借りしました)

 2003年のBSE問題にはじまり、2007年の赤福偽装事件2008年の毒入り餃子事件汚染米事件以降、年々人々の食への安全志向が高まっていますが、何が安全で、どうしたら良いのか?ほとんどの人が今、手探り状態ではないでしょうか?

 かくいう自分も、これらの事件があってから、スーパー等で買い物する時は、裏の食品表示をチェックするようにはしていますが、実際見ても、何がなんだか良くわかりません(笑)
 「これは食べて大丈夫なのか?」「あれはどうなのか?」
 等と、悶々としますが、もうわからんし、いいやってなってます・・・ :cry:

 そこで今回は、その食品表示について、詳しい安倍司氏の著書『なにを食べたらいいの?』から、「食品添加物」について紹介したいと思います。

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【食品添加物って何?】 

 食品添加物を使用すると、食品の保存期間を長くしたり(腐らなくしたり)、食品の味や形までも変えてしまえるそうです。
 だから、見た目も味も、「きれい」「おいしく」できて、しかも全く同じ製品を作ることが可能になります。
 そして、そんな食品添加物の種類は1500種以上もあり、コンビニやスーパーで売られている加工食品を食べると、毎日400~500くらいは口に入れてしまっているそうです。

 そんな食品添加物の毒性については、人体実験が許されているわけではないため、動物実験で確認していますが、その実験も一つの添加物についてのみ行っていて、それらが合成されたらどうなるか?は検証されていません。
 突然使用禁止になったりする添加物がありますが、それは発売後、食べた人に害を生じたりしたためで、実は、「消費者で人体実験」しているようなものなんです。
 公にはできないけれど、暗に行う。まさに、国や企業が考えそうなことですね :x

【食品添加物を使ったらどうなるのか?】

 安倍氏の講演会では、次のような実験をやっているそうです。

動画です
【安部司】添加物だけを食べてみる 2008-02-01
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 食塩を10グラム計って、500CCの計量カップに入れてみます。
 そうして半分くらい水を入れると、溶けるので、味見をしてもらいます。
 「わ、しょっぱい」 :shock:
 そうです、10グラムの食塩を溶かした300CCの食塩水は、海水より濃いのです。100CCの海水に含まれる食塩は約2.8グラムなので、海水300CCに含まれる食塩は、約8.4グラムです。
 でも、子どもは簡単に飲んでしまいます。海水コップ2杯分の食塩を摂るのです。
 なぜ、10グラムという成人男性の一日分の塩摂取量を一食で摂ってしまうのでしょう。
 それは、添加物をベースにした、濃い味に変化しているからです。
 大量の食塩に、グルタミン酸ナトリウムに代表される化学調味料を複数加えます。調味料(アミノ酸等)と表示されます。たんぱく加水分解物でコクをつけ、豚やチキンのエキス類を加えてとんこつ味やチキン味にしつつ、さらに香辛料で刺激的な味にする。
 こうして私たちの味覚は麻痺していきます。
 ひたすら濃い味を求めていく。
 そこで、メーカーはより濃い味を仕掛けていきます。塩分に油分、添加物を増やす形で開発を進めるのです。
 そして子どもたちは、その作られた不自然な味の「おいしさ」に満足して笑顔を浮かべるのです。

 塩と同様、糖分も、ほんとは甘すぎて飲めないものも、「食品添加物」により「おいしい」ものになります。

 一方で、世界に目を向けると、色んな取り組みをしている国があります。
 例えば、イギリス政府は2001年に平均9.5グラムだった大人の一日塩分摂取量を、10年に6グラム以下にする目標を掲げました。その結果、イギリスでは企業が減塩に取り組み、消費者に分からないように徐々に塩分を減らしていったそうです。
 そして、消費者は気づかないうちに、うすい味に慣れてしまったということです。

 これとは反対に、日本では、減塩商品を開発し、それを売り出しました。しかし、口当たりがよくなるため、つい食べすぎてしまい、結局は、余分に摂ってしまうことになったり、別の商品では、減塩するために、添加物を使用したりしています。

【見えなくなっている食品添加物】

 上記のような話を聞くと、実際に自分でも、ラベルを見てどんな食品添加物が使用されているのか?気になるものです。

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(画像はこちらからお借りしました)

 しかし、食品添加物の表示については、法律により、一括して表示して良いもの表示を免除して良いものがあり、使用されているもの全てが書かれているわけではないのです。

 一括表示が認められているのは、それ単体では効果がなく、複数用いることで、効果を発揮するもので、<乳化剤、酸味料、調味料、pH調整剤、酵素、かんすい、光沢剤、膨張剤、イーストフード、ガムベース、チューイングガム軟化剤、香料、豆腐凝固剤、苦味料>です。詳しくはこちらを参照ください。

 次に、表示免除されているのは<サプリメント目的の物、加工助剤、キャリーオーバー、バラ売りの物、包装が小さい物、小分けあるいは詰め合わせ物>等です。

 このように、業務用食品に多くの添加物が使われていても、消費者にとっては情報を得ることが出来ない。つまり、「見えない」場合が多くなっています。

【添加物まみれにした犯人はだれ?】

 添加物は光と陰の部分が表裏一体です。陰の部分はもちろん、添加物の持つ毒性や危険性。光の部分は、添加物があるおかげで、私たちは楽をして簡単に食事ができるという点です。

 パックの裏を見れば、その食品に含まれている添加物は全部書かれています。100グラムがたった百数十円程度の値段で買えて、自分で料理をする手間や時間も省ける。これは添加物があるからこそできることです。いくら嫌だといっても、明日からすぐ添加物を全面的に排除して、マクロビオティック(簡素で自然な食事法などを実践する健康法)のような食生活に切り替えられるかといったら、ほとんどの人はそんなことできません。つまり、添加物の与える光の部分も、しっかり享受しているわけです。

 日本人には、誰か一人を悪者にしたがるような発想がありますが、添加物の問題は「国が悪い」とか「メーカーが悪い」といった、そんな単純なものではありません。「安い」「便利」「見た目がキレイ」なものを求める消費者がいるから、それに応じる製造者や販売者がいる。結局、そういった食品を好んで、何の問題意識もなく購入している消費者は、添加物を支持しているのと同じことになるのです。

 つまりは、企業だけでなく、利便性、快美性を要求する消費者にも問題はあり、その元凶が市場原理なのであり、市場原理の図式そのものなのです。

【じゃあ、なにを食べればいいの?】

 ではどうしたら良いのでしょうか?
 大きくは、「市場原理から離脱し、事実に基づいた共認原理の構築」が答えなのですが、いくら市場が崩壊過程に入ったからといって、すぐに転換できるものではありません。
 
 そこで、今すぐ家庭でできることを、一部ですが次に紹介していきます。

 1.言葉遊びに気をつける

   「天然」着色料も立派な添加物。「カロリーゼロ」「糖分ゼロ」も添加物様様。

 2.自分で出来るものは作る
   ポン酢や合わせ調味料など、自分で作れるものは自分で作る。

 3.優先順位を決める
   時間を惜しんで、人の作ったもの(加工品)にお金を使うのか。
   お金を掛けずに、自分で手間を掛けて作るのか。

 4.料理を薄味にする
   ただし、塩分を半分カットしている「低ナトリウム食塩」等を使っては元の木阿弥。
   量そのものを減らすこと。

 

最後に、安倍氏はどうやっているのか?紹介します。

 <ひふみ>の原則

  「ひ」:非伝統的なものは食べない。
  「ふ」:不自然なものは食べない。
  「み」:未経験なものは食べない。

 <しょうわそうす>
  「しょう」:少食
  「わ」:和食
  「そ」:粗食
  「うす」:薄味

投稿者 ford : 2011年01月18日 List   

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コメント

イギリスで国と企業が連動して減塩したエピソードは興味深いと思いました。どうやってそういう事になったんだろう?国民が危険性を知って、政策にも反映されていったのでしょうか?

最近は、出来れば身体に良いものをという感覚の人も増えているように感じます。添加物についても、まずは国民がもっと事実を知り、それでいいのか?を摺り合わせできれば、それに合う製品も作られ、それが評価されれば徐々に変えていけるような気もするのですが。。。

投稿者 usagi : 2011年1月20日 00:28

そのままでは、とうてい口にできないような味をコントロールしてしまうのには、驚きです。

味覚を麻痺させるといのは本当に怖いことで、私は母の薄味料理に慣れた舌では、そうそう外食なんて出来ませんでした。
(ところが再度外食に慣れてくると、「またあの味が食べたい!」となるんですよね~^^;)

最近は手料理に注目が集まっているように想います。(弁当男子もしかり)
インターネットでは、お料理レシピを紹介するサイトが盛り上がっているのを見ると、「健康志向」「節約」といった観念的なことよりも、「子供や友達と一緒に料理をするのが楽しいから♪」
とか、そういう本源的な引力の方を料理は持っているのかな、とも感じます。

家庭では、食事(日本食)の乱れが気になる昨今。手作りをすることで、子供と会話を増やしたり、段取り能力を得たりする利点があることに着目してみるのも、食品添加物を回避する視点かもしれません。

投稿者 emam : 2011年1月20日 00:55

興味深い記事をありがとうございます!
確かに犯人は、それを望む消費者でもあるんですよね。
まずは、一人一人が事実を知り、何を選択していくかが大切ですね。
今日から、『ひふみ』『しょうわそうす』を実践していきたいと思います◎

投稿者 poki : 2011年1月20日 23:00

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