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2007年07月05日

学校ってどうなってるの?15  ~中間まとめ

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「学校ってどうなってるの?」シリーズも14回を終え、nakamenta さんからも関連投稿を頂き、盛り上がっているわけですが、ここで、仲間と議論した結果を踏まえ、簡単な中間まとめをすると同時に、今後の課題を抽出してみようと思います。

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■硬直的で保守的な序列体制・・・教師は“渡り鳥”?

・現在の学校制度はそもそもGHQによって創られたものだが、基本コンセプトは国家から学校教育体制を引き離すこと。

・その結果、現在も末端の学校体制に最も影響力を有しているのは・・・

①「自治体の首長」
②「教育長」(←自治体長が任命権)
③「教育委員会事務局」

であり、この硬直的な序列体制下では、彼らの考え方如何で現場の体制もがらりと変わる。
(ex.トップの判断によっては「学校ってどうなってるの?9」にある足立区や品川区の学校選択制、石川県の評価制度など活力再生しつつある事例もある。やろうと思えばやれる。)

・更に、学校内の体制は校長次第。(ex.nakamentaさんの「子育ては総力戦 ~塾と連携する公立小学校~」にある江東区八名川小学校の事例など)

私権圧力(外圧)の衰弱により、非常に保守的で変化しにくい体制に。
教師は 「不可能視」を植えつけられる。

・これに対し、教師は定期的に勤務先を移動する“渡り鳥”あるいは“派遣社員”状態。

学校への帰属意識が弱く、いつしか傍観者的な態度を身につけてしまう。自ら生きる場(職場)を変えるという活力が湧いてこない。また、教師の抱え込み体質を生み出す。

:m005: 要追加調査:「学校の歴史や体制」
 
:m005: 要追加調査:「私学ってどうなの?」  (私権闘争⇒評価競争圧力⇒社会の期待を掴む?)

■私権圧力の衰弱により“タコツボ化”

・貧困の時代であれば、私権獲得は人生の最大目標であり、学校や教師にも最大限の期待圧力が作用していた。しかし、貧困の消滅により、私権圧力が衰弱。
・また、私学と異なり市場圧力も働かない、かつ公立教師はよほどのことがない限りクビにならない。

圧力不足で能力評価ヒエラルキーが形成されない。(活力源不在)
私権圧力の衰弱でタコツボ化、自閉化、自己中化?
「学校」や「教室」に作用する  “集団原理”を突破できず「学校」や「教室」が私物化され、無圧力空間に
(ex. >「学校ってどうなってるの?6」の神奈川新聞連載の「学校の常識は、世間の非常識」)

■「子供が好き」で教師になるのは自己中?

・公立の教師は基本的に資格試験でなれる。
・志望動機は「子供が好きだから先生になりたい」

 「好き」「なりたい」は自己中では?クビになりにくく、タコツボ的な体制であるため、こうした自己中が温存、肥大化しやすい?
(ex.<a href="http://www.katei-x.net/blog/2007/06/000251.html
” target=”_blank”>「学校ってどうなってるの?6」より、わいせつ犯罪を犯す根本原因は、「多忙・ストレス」ではなく「傲慢」だから)

:m005: 要追加調査:「先生ってどういう人種?」「志望動機は?」「活力源は?」
:m005: 要追加調査:「昔の先生ってどんなだった?」・・・“でもしか先生?”

■私権の衰弱→学校や教師に期待されているものは何?

・昔は私権獲得のための学力。現在は?・・・基礎学力?道徳?人間性????

一日14時間労働は所詮目先の課題埋没の結果ではないか?だから真面目な教師ほど追い込まれやすい?(真面目で高評価の教師に限ってわいせつ事件)

:m005: 要追加調査:「学校や教師への期待って何?」・・・子供、親、地域など立場毎に

■実は凄まじい社会的評価圧力に晒されている

・いじめ問題などもあり、学校や教師へは、子供や保護者、マスコミ等から強力な評価圧力が作用している。・・・ただし、クレームやバッシングが大半だが。
・また、国家(教育再生会議など)からも、学校選択制や勤務評定を踏まえた給与体系など、制度改革を通じた圧力が作用している。
(ex.「学校ってどうなってるの10」 参照)

これらの共認圧力を硬直的な序列体制や、根深い不可能視ゆえに対象化できず、むしろ、マイナスの圧力としてしか捉えられず、活力源に転換できていないのが最大の問題では?
(ex.首長が柔軟な自治体や、民間から登用された校長などは、潜在的にその共認圧力を察知し、新たな体制やアイディアの導入を模索しはじめたいるのでは?)

換言すれば、こうしたタコツボを打破し、共認圧力を活力に転換できる体制が「教師」や「学校」を建て直し、活力を再生する鍵 になるのでは?
(ex.地域や家庭との協働も)

:m005: 要追加調査:「共認圧力をプラスの活力源に転換できている学校や教師の事例」

というわけで、「学校ってどうなってるの?」シリーズはまだまだ続きま~す

(kota)

最後まで読んでくれてありがとう
そして、いつもクリックありがとう

投稿者 kota : 2007年07月05日 List   

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コメント

来年小学校に入学する娘のことを思うと、いろいろと関心があります。
とくに学校選択制になってからは、この時期地域の公立小・中学校は「学校公開」なるものがあり、いろいろと比較対照しながら、親達は見学にいっています。

事実とどうしたらいい?をたくさん勉強したいと思っているので、今後の追加調査も期待しています。

投稿者 りうママ : 2007年7月5日 13:38

小学校二年生の娘が七夕の短冊に願いを書きました。

「いつまでもみんなと仲良くけんかのしないクラスでずっといられるように」

「いつまでも世界中の人が元気で病気をしないようになりますように」

私たちの願いは、破壊でなく、否定でなく、批判でもなければ、崩壊することでもない。
マイナスベクトルの願いなど誰も必要としないだろう。

学校という共同体を崩壊させるのは、他ならぬ私たちの倒錯・欺瞞観念思考である。己自身の中にあるその観念さえ、塗り替えられれば、こんな事態に陥ることもなく、もっと可能性に向けて、作り上げてゆくことができる学校、社会を形成できる。みんな充足を求めている。秩序と安心を求めている。

七夕様への子供たちの願いはそのことを教えてくれているように思う。

投稿者 2310 : 2007年7月7日 09:27

 先週の日曜日に、テレビで日教組の特集が組まれてました。

 これを見て感じることは、先生もみんなの期待を感じている。
 
 でもそれを阻害しているのは、古い価値軸!
・日の丸が良いとか悪い・・・とか。
・子供を戦場に送るな・・とか。
 大切なのは、なんでそうなったのかを考え、改善策を考えることだと思う。
 先生こそ、みんなと同様に勉強すべきだと思った。

投稿者 HOOP : 2007年7月7日 20:14

返信遅くなってすみません。

りうママさん
>事実とどうしたらいい?をたくさん勉強したいと思っているので、今後の追加調査も期待しています。

この間学校の実態について色々調べているんですが、マスコミの報道などを元にぼんやりと感じていた世界とは異ることがわかってき、次から次へと新たな「なんで?」が湧いてきています。
まあ、悪いことばかりでなく、可能性の感じられる新たな試みも出始めているようですので、それらの事例がなぜ上手くいくのか?当たりに突っ込んでいきたいと思います。
りうママさんも「これが知りたい!」とか「こんな面白い事例があった!」とかあれば教えてくださいね。
期待に応えられるよう顔晴ります!!

2310さん
>「いつまでもみんなと仲良くけんかのしないクラスでずっといられるように」
 「いつまでも世界中の人が元気で病気をしないようになりますように」

いやぁ~私が小さい頃などは、ああしたい、こうしたい、ああなりたい、こうなりたい・・・と自分の願望ばかり書いてたものですが・・・
娘さんの感覚は、まさに自分からみんな、そしてその外側にある社会に向けられていますね。
その純粋な気持ちが、“倒錯・欺瞞観念思考”によってゆがめられていなかいよう、我々大人は導いてゆきたいですね。

HOOP さん
>先週の日曜日に、テレビで日教組の特集が組まれてました。

詳しい内容が知りたいです!是非、このブログや「るいネット」に投稿願います!

投稿者 kota : 2007年7月12日 22:11

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