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2007年05月08日

「3歳児神話って本当なの?」

↑のタイトルの記事が産経Web iza!β板【季節風】に掲載されてました。気になったのでちょっと前のものですけど紹介します。 :wink:
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「3歳児神話」は、(1)子供にとって0~3歳の発達が大切(2)子供への愛情は母親がベスト(3)母親との関係が密でないと、子供の発達がゆがむ-という3本柱から成っている。

というものだそうです。
これに対し現在識者の見解は

(1)は揺らぎない真実だが、(2)と(3)は科学的根拠がないにもかかわらず、「3歳までは母親が一緒にいるべき」と母親に荷重な育児負担をかける危険性がある。早期教育も、過剰な商業主義と相まって「親が子に好きなことを伝える」という本来の趣旨からはずれてきている。

この“神話”により

「もうすぐ仕事に復帰するのですが子供と一緒にいられないのは不安」「早期教育を始めないと、他の子供に遅れてしまうのでは」。恵泉女学園大学大学院教授の大日向(おおひなた)雅美(まさみ)さんの元には、「3歳児神話」や「早期教育」に関する悩みを抱える母親からの相談が絶えることはない。

と、子育て中の母親の不安 :-( や悩み も高まっているとのことです。

厚生労働省でも以下のように見解を出しています。

「三歳児神話(子どもは三歳までは、常時家庭において母親の手で育てないと、子どものその後の成長に悪影響を及ぼす)には、少なくとも合理的な根拠は認められない。 」厚生白書

とのことですが、逆に子供のその後の成長に悪影響は及ぼさないという科学的(合理的)根拠も乏しい
とも言えるわけで、両者の科学的な根拠を検証する必要があるようです。

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まずは、決定的な悪影響の実例から

この実験は第二次世界大戦直後のスイスで、心理学者ルネ・スピッツにより行われました。実験対象は、戦争で孤児になった55人の乳児で、当時考え得る最高の設備を整えた施設に入れられました。そこにないのは、父母だけでした。よく訓練された保母や看護婦が子供たちの面倒をみていましたが、人工乳の哺乳だけは、抱かないようにして、つまり人間的スキンシップなしに行われました。その結果、27人が2年以内に病気で死亡し、残った子も17人が成人前に死んでしまいました。11人は成人後も生き続けましたが、その多くには知的障害や情緒障害がみられたと言われます。

スキンシップの効用からの引用

乳児期にスキンシップが全く与えられないと生きることも難しいという状況です。

次は脳回路の形成過程から

新生児の脳は約400gと言いますから、大人の1/3以下です。生後6ヶ月で2倍の重さになり、1~2歳ぐらいがシナプスのピークといいますから、この間の脳の発達はシナプスの増加によっているのでしょう。

3歳で80%、6歳で90%が完成するといわれます。この間に刺激による複雑化と髄鞘化が進行して、脳回路を形成していきます。幼児期の記憶とは、回路の形成そのものであるともいえるし、潜在意識を決定づけているとも言えるのではないでしょうか。

脳の話し(1)赤ちゃんより

スキンシップの重要性はこの時期の脳回路での記憶・潜在意識の形成と密接に連関しているといえそうですね。

今回の検証はここまで また次回にいろいろな事象や見解を集めてきますね!
興味を持たれた皆さんも是非、事例やデータ、そして「私はこう思う!」などのご意見を寄せてくださいね

『本からの贈り物』というブログのこんな感想もありました

そうした経験からも、この本(『真っ当な日本人の育て方』 田下 昌明)を読んでみても、少子化対策として「子供がいても両親が共に働きやすい社会=子育ての外注化」を目指すというのは本当に正しい方向なのか、私には疑問だ。そこには「子供がどう育つか。」という視点が欠けているからだ。

投稿者 sashow : 2007年05月08日 List   

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コメント

感性分析の第一人者、黒川伊保子さんは、三歳までに、母親と肌を合わせ、呼吸を合わせ、声を出して話したり、笑いあったりすることは、言語の基礎を獲得するとともに、外界認識の基礎、コミュニケーションの基礎を作り上げることになります。
ヒトは母語形成の道のりで、人になっていくのである。

私は三歳までの母語形成期に何より大切なのは、母親が幸福であること、すなわち、満ち足りて、柔らかな意識でいることだと思う。そうして、子供と一緒の時間には、やわらかい気持ちで、精一杯、情感豊かな会話を交わしてもらいたい。その方が、結果、子供たちは、多くの種類の情感を体験できるからだ。

子供の母語形成を豊かにしたかったら、この時期、夫は子供のことより、むしろ妻の精神状態に注意を払わなければならないのである。

と言っている。

投稿者 mukai : 2007年5月11日 06:48

「三歳児神話(子どもは三歳までは、常時家庭において母親の手で育てないと、子どものその後の成長に悪影響を及ぼす)には、少なくとも合理的な根拠は認められない。 」(厚生白書)
いやいや、官僚らしい発言ですね。

しかし、インターネットなどに、いろいろと発信されている中身とお母さんなどのその実感を見ると、3歳までの脳の発達は、実感レベルでそうだなと感じるところが多分にあります。

しかし、それが観念化して、どうしても「3歳児神話」でなければ、駄目とかいうことになること事態が、問題なのだろうと思います。別に、お母さんでなくても、スキンシップを与えられる人は回りにいるでしょう。乳母という昔の言葉からも、お母さんでなくても、授乳できる人は多いと思います。誰が育てても昔はしっかり育ったものです。

さて、なんで3歳児までが大切なのか?と問われるとなかなか答えられないですね。

普通の動物であれば、生まれてすぐに、立って、己で行動することが可能な動物が多いですね。しかし、人間のあかちゃんは、生まれてすぐには立ちません。なくだけで、言葉もままならない状況ですね。生まれてすぐに、動物のように、本能(捕食・生殖・危機逃避などとその行動)だけでは、生きてゆけないのでしょう。そのために、お母さんのおなかから出てきて以降、いろんなことを習得する必要があるのです。

特に、心と言葉という部分。人間には、本能以上に脳の機能が必要なこの部分は、お母さんのおなかからできてて、成長が進んでいきます。心とは、5感全てを使って、共感する・同化し充足することです。相手がいて、初めて成長するものです。相手との共感・共認機能(ともに同化して認める機能)と呼んでもいいと思います。充足するのは、スキンシップや笑顔の交信ですね。そこは、多くのお母さんの実感とおりだと思います。

また、言葉は、おなかの中にいるとき、名前などを話しかけると、足でお母さんのおなかをけったり、おかなの中でぐにゅーって回転したりします。出産後も語りかけられた名前は覚えている子供がいるようです。聴覚だけは、発達しているのでしょう。

この聴覚が実は、心=共感(共認)機能→言葉(観念)の機能発達に重要なものとなっているようです。

私たちの祖先と言われているサルは、小枝や木々の間をすり抜ける風やそのゆれに同調して、木々を渡り歩くリズム感を習得しています。チンパンジーや高度に進化した大型サルは、この聴覚を発達させて、バランス感覚やリズム感を習得して、木の上で行動しています。人間の耳の三半規管などは、人間の体のバランスを保つものですが、この聴覚が、出産後、視覚・味覚・嗅覚・触覚を伴って、幼児の共感・共認機能(心)と観念機能(言葉)の発達が促進されるように思います。

また、心=共感・共認機能から観念機能とは、相手があって初めて成立するものです。脳としては、いろんな目前の事象をつなぎ合わせる、ネットワーク化が必要になります。特に、脳のネットワーク化は、シナプスの増加が関与されているようです。シナプス数は3歳頃が最大で、つなぎかえられ、8歳から急激に減少するようです。

このシナプスが3歳児までの発達が最大になるので、幼児教育が大切となるのでしょう。

しかし、ネットワーク化は、3歳以降も続くのだろうと思われます。

長くなりましたが、科学的実証にはならないかもしれませんが、私は、こう思うを書きました。

投稿者 こん : 2007年5月11日 13:34

■授乳期間の平均が三歳です!

「三歳児」神話って、ここから来ていると思います。三歳までは授乳が続く・・・三歳までは深いスキンシップ(0歳児の授乳は1時間半おきに30分くらい飲んでるので、必然的にほとんどの時間が授乳=スキンシップになる)が続く・・・それが三歳児「親和」・・・
(*^0^*)

未開部族の子育てなどの調査によると、最大五歳まで授乳しているという報告もあるくらいです。それが自然な状態です。
今の日本(「早期自立」の風潮が強い他の先進国も)では、考えられないですが。。。

多くの人が、単純な事実を忘れていると思います。
ただし、遺伝的に繋がりのあるひとりの母親である必要はありませんが、ひとりの乳児にひとつ以上のおっぱい(乳母)が必要です。

しかし、人工乳を前提にするようになってから、崩れてきたのです。乳母がいなくても、誰でもよくなったのです。
ただし、自然乳と人工乳の違いを無視すればの話ですが、、、

その違いは無視できないという事実によって、三歳児親和は再構築されるでしょう。

例えば、
新事実が出ているにもかかわらず見直されない『母子手帳』
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=85228
母乳ってすごい!粉ミルクってどうなん?
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=133045

投稿者 匿名 : 2007年5月12日 00:05

みなさん、コメントありがとうございます。

「子供の成長にとって、0~3歳までの期間は重要」・・・は、やはり社会的にも共通認識のようです。

その時、「実の母親でなければならないか?」の部分で少し、意見が分かれるようですね。

乳母の例も出ていますが、必ずしも“実の母親で無ければならない”ということではないかもしれません。

一方で、これが母親の社会進出や育児放棄の正当化の理由にされていることもあります。
(社会進出自体は肯定こそすれ否定することではないと思いますが・・・)

また一方で、
>児童相談所に持ち込まれる幼児・児童虐待の相談件数はこの10年間で20倍に増加しています。(平成4年:1,372件⇒14年:23,738件~厚生労働省平成14年度社会福祉行政業務報告の概要より)
ということからも、

虐待を受けながら育つくらいなら、母親なんて不要だ!と思われることもあります。

こんさんのコメントににもありますが、
人間特有の心の形成過程で0~3歳がどういう期間なのか?→その時の母親の(母乳も含めた)本来のかかわり方は?→現在はどうか?→何故そうなったのか?→これからどうする!?という手順で考えていければいいかな?!と思います。

また、ご意見や情報をください。
出来れば、会員登録していただいて、本文に投稿していただければ・・・より中身の濃いものになると思いますので、宜しくお願いします!!

投稿者 sashow : 2007年5月12日 21:49

厚生省の役人達、学者さん達等々
「母親=個人⇒負担」を前提に考えているから「あっち立てればこっちが立たず」状態で役人らしいコメントをしたりするんでしょうね。

スイスの調査も実に怪しいですね。抱かないように、スキンシップ無し!・・・「これって虐待児童がどうなるか?」の実験でしょうに!!!

自己中な母親の権利要求のために犠牲になった子供達

(社会→母親)お前の子宝責任持てっぃ!
(母親→社会)私にも権利がある!!

母子共に家庭という密室空間に閉じ込められているが故の3歳児神話ってヤツでしょうか?

投稿者 垂心 : 2007年5月14日 14:55

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