2017.08.22

共同保育所の歴史と現在10~たつのこ共同保育所1~大きな家族

もう一つ、共同保育所を紹介します。

【赤ちゃんにやさしい国へ】保育の理想は”サービス”とは離れたところにあるはずだ たつのこ共同保育所
赤ちゃんにきびしい国で、赤ちゃんが増えるはずがない。の記事を書いた直後はたくさんの方にメールをいただいたが、その後も時折メールが届く。メールをもらった方に取材して記事を書いたらまた別の方からメールをもらう、という流れができてしまった。3月にも新たにもらったメールがある。「たつのこ共同保育所」で子育てをしているというお母さんからだ。一部を引用すると・・・
(たつのこ共同保育所での子育てをはじめて以来)こんな子育ての仕方があるんだ!と目からうろこの2年間でした。
ただ、たつのこのあまりに特殊な存りかたを、周りにうまく説明できていないと感じています。
境治さまの文章を読ませて頂いて、たつのこのことを理解し、文章にできるのはこの方しかいないのではないかと感じました。
たつのこは、大きな家族なんです。
核家族の私でも、育児を楽しんでいるのは、この大きな家族があるからです。
子育てを楽しむことができるための社会の在り方への一つの具体例として、一度見に来ていただけると嬉しいです。
こんな熱いメールをもらって、そして「この方しかいない」とまで言われて、行かないわけにはいかない。幸い、自宅から比較的近い。これはもう、行くでしょ、ってことで、二回に分けて行ってみた。いろいろと面白く、またいろいろと考えたので、その取材録を書いておこう。

たつのこ1

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2017.08.18

空前の医学部ブーム~偏差値教育の行き着く先は医療の崩壊。これからは偏差値で測れない志が問われる時代。

受験の世界では空前の医学部ブームだとか。
公立・私立を問わず年々偏差値は上昇し、志望倍率はトップ10までが30倍以上、トップの東海大医学部は85.7倍(代々木ゼミナール『医学部の志望倍率ランキング2016年』)というから尋常ではありません。

背景には高収入、安定、定年なしなどの目算があるようですが、医者の仕事が激務であるのは周知のこと、そして医は仁術といわれるように偏差値では測れない志がなくては勤まらない仕事です。

偏差値秀才がこぞって医者を目指している現状。偏差値50で医者になり、天皇陛下の執刀医になったといわれる天野篤さんのお話から考えてみたいと思います。

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2017.08.14

共同保育所の歴史と現在9~ごたごた園4~ママへのアドバイス

続きです。

幼稚園ママ・保育園ママへアドバイス
-いま、幼稚園・保育園に子どもを通わせているお母さんに、幼稚園・保育園の先生方との信頼関係を作るためのアドバイスなど、教えていただきたいのですが。

まずは、やっぱり「思ったことをできるだけ率直に話し合う」ということ。
だけど、親と先生はお互いの立場が見えにくいっていうこともありますよね。
例えば、先生がどういうふうに大変な仕事のやりかたをしてるのか、とか、ましてその先生ひとりひとりの家庭の事情なんかも、見えにくい。
で、先生のほうでも同じなわけです。親たちがどんなに大変な思いをして、必死で迎えにきているか、お休みとって保護者会に来るのがどんなに大変か、とかね。

だから、そこに対する配慮、思いやりというか、「想像力」をお互いに持ったうえで話をする、ということが必要になると思います。
そういうところを抜きで、いきなりストレートにぶつけちゃうと、どうしても「対立」みたいになっちゃうんですよね。
だからまあ、「先生方も大変なんですよね」とか、「うちも本当に大変で・・・」とか、そういうワンクッションおいて、切り出すとかね。
もっとも園によっては、「そういうお話は全て主任と園長にお願いします」などと、かっちり決まっているところもあります。そういう場合はざっくばらんに、というのは難しいかもしれませんね。

ごたごた1

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2017.08.12

試験のための勉強は不要。社会の期待をつかむ、応えるための勉強が必要になってくる。

小学校・中学校の義務教育を終えて普通高校に進学し、大学を出てサラリーマンになる。
今はそれ以外の進路は考えられないくらい当たり前になっているように思います。

でも実際は専門高校に進んで就職する道もあるし、中卒、高卒で仕事に就くこともできます。固定観念をはずして社会には様々な進路があることを考えると中学生の時期は、社会を対象化し、社会とどう関わっていくか?を考える大切な時なのかもしれません。

15年前になりますが「13歳のハローワーク」という本が話題になったことがあります。既成のレール以外に様々な職業があること、仕事観、仲間や社会と繋がる充実感などを伝えていて大きな話題になりました。

そして現在、これまでのような学歴信仰が崩壊し、大学の存在意義も、試験のための勉強の意味も消失してきている中で、社会に向けた中学生の意識も大きく変わってきているように思います。

今回はこの中学生に焦点を当てて、これからの学校、仕事について考えてみたいと思います。

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2017.08.09

共同保育所の歴史と現在8~ごたごた園3~親と共同保育するということ

「共同」保育はどのように行われているのでしょう?

 「共同で保育する」ということ
お散歩中。「ぼくもいっしょに押すよ!」
「共同保育所 ごたごた荘」は、保護者と保育者が共同で、運営にあたっています。
でも、「共同」で「保育」する、つまり「親と保育者が子どもを一緒に育てていく」というのはどういうことなのか。

親と保育者の関係、親どうしの関係・・・。
保育園や幼稚園でしばしば問題になる、このような大人どうしの関係。
「ごたごた荘」ではどのようになっているのだろう?
そんなガイドの疑問について、スタッフにお話をうかがいました。

「ごたごた荘」がスタートしたのは、1982年。「自分たちで、納得のいく保育所を作ろう」と集まった数人ではじめた。
最初は個人宅の一室から。その後数回の引越しを経て、1990年に現在の場所へ落ち着く。
現在は、専従保育者6名、子どもの定員17名で運営されている。

ごたごた4

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2017.08.04

古典の暗誦~先人の事実認識への同化が思考力を高める最良の方法。

昔の寺子屋では学習の基本は暗誦でした。
「国史略」「十八史略」などの歴史書や「徒然草」「百人一首」などの古典、武士の師弟は孔子・孟子の「四書五経」まで・・・

最近は学習指導要領の改訂もあり、小学校でも古典の暗誦をしているようです。でも点を取るための勉強として強制的にやらされているだけでは本来の目的からずれていってしまいそう。
古典に学ぶのであれば、先生はもちろん私たち大人も、なぜ古典を暗誦するのか?を分かっていないと空回りしてしまいそう。

そこで今回はなぜ古典なのか?なぜ暗誦なのか?を考えてみたいと思います。

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2017.08.01

共同保育所の歴史と現在7~ごたごた園2~園の一日

次に保育所の実際の様子です。
共同保育所「ごたごた荘」はこんなところ

「共同保育所」とは、「保護者と保育者が協力し合って、自分たちで納得のいく保育園を作ろう」として始められたもの。
今回は、そのうちのひとつ「共同保育所 ごたごた荘」の様子をご紹介します。

共同保育所 ごたごた荘

「共同保育所 ごたごた荘」は、東京都練馬区にある、今年で開設22周年を迎える保育所です。
産休明けの0歳から就学前まで、定員17名に、保育者6名。
「保育所」というよりは、「大家族」のような、家庭的な雰囲気です。
そんな「ごたごた荘」に、ガイドが1日おじゃましてみました。

午前中は、公園で思いっきり遊ぶ!
おじゃました日は、あいにくの曇り空。今にも雨が降ってきそうな日です。
さあ、どんな1日になるかな?

ごたごた2

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2017.07.28

「算数脳を育てる」とは、自然や社会の中で生きていくための力を身に付けること。

算数脳という言葉があるそうです。

9歳までに算数脳の基本が形成されます、小学3年生までに算数脳を鍛えるドリルをしっかりしましょう・・・とか色々な教材があるようですが、なんか違う気もします。

前回、数学は情緒で捉える、というお話をしましたが、算数も単に計算や問題を頭で解くだけではないように思います。

算数脳って一体何なのか?考えてみました。

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2017.07.25

共同保育所の歴史と現在6~ごたごた園1~認可園だけがいい保育所保育所じゃない

現在の、共同保育らしさを保った場がどんなものか見ていきましょう。ごたごた園という練馬区にある保育所です。まずは共同保育の説明から。

 

認可園だけが「いい」保育園?

「認可園=質が高い」「認可外園=イマイチ」、そんなイメージがあるかもしれません。でも、認可外でも、魅力的な保育を行っている園はあるのです。
執筆者:吉森 福子

保育園には、「認可」と呼ばれるものと、「認可外」とされるものとがあります。一般に、「認可園=質がよい」「認可外園=質がよくない」と思われがちですが、本当にそうでしょうか?
「認可外園」の中には、人手が足りずに充分な質の保育が行えないところもありますが、「認可外」ならではの柔軟性で、個性的な保育を行っているところもあります。
その中のひとつ、「共同保育所」の魅力について、3回シリーズでお届けします。
「保育園探しをするときは、まずは認可園から当たってみる」
これは、保育園選びの「常識」です。
通える範囲の保育園をひとつひとつ、きちんと見学して判断していくのはかなり大変。その中で、「認可=国が定めた基準を満たしている」という事実は、ひとつの判断材料にではあります。
が、この「基準」というのは、保育室の広さや園庭の有無、保育時間、保育士の数などについてが主なもの。
「認可/認可外」という区分は、「保育の質の高い/低い」とイコールではないのです。

ごたごた3

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2017.07.21

子どもは天の才(情緒感覚)をもって生まれ出てくる。

「情緒をもって対象をみること、探求し続けること。」

天才数学者岡潔は「情緒」をもって数学だけでなく、教育、西洋人の意識構造や幼児期の数学体験まで、広く深く探求を続けた人でした。

世に天才というと、知性、知能の最先端に到達した人、というイメージがあります。しかしものごとを深く突き詰めた人が到達する境地が原初的な「情緒」の世界であるというのは意外です。

しかも「情緒」は生まれながらにして誰もが持っているものだとしたら・・・
今回も引き続き、岡潔の言葉から考えてみたいと思います。

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